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日本の自殺者。どんな人が死んでしまうか?

2017年7月5日

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日本の自殺者の話、を読んだ。
イメージ的には、

  • 日本は恵まれてる環境なのに自殺者が多いよ
  • とくに若者の自殺が多いよ

という感じだと思う。

確かにその通りなのだけど、ちょっと誘導っぽいよね、という話だった。
とくに、若者の自殺は確かに比率的に多いものの、日本人全体の自殺者の比率で言えば小さいものであり、
最もよく死んでいるのは別の層である、というのだった。

そこで、せっかくなので、自殺対策白書というのを見てみた。

自殺対策白書

わかりやすいデータはこちら

 

データはこのような感じ

比率で言えば、男女差は2:1で、男性は女性の2倍以上も死んでいます。

男  女
平成27年 16,681 7,344
平成26年 17,386 8,041

 

年齢別では40~79が多い。

年齢 自殺者数
~19      554
20~29 2,352
30~39 3,087
40~49 4,069
50~59 3,979
60~69 3,973
70~79 3,451
80~    2,459
不明      101
───────────────
24,025

 

職業別は無職がダントツで多いです。

職業
自営業 1,697
雇用者 6,782
学生      835
無職   14,322
不詳      389

自殺理由は健康問題がダントツです。

健康問題 12,145
経済・生活 4,082
家庭問題 3,641
勤務問題 2,159
男女問題 801
学校問題 384

しかしながら理由に関しては、本人に聞けないし、そもそも25%が不明なままです。

またこれは割合ではなくて総数であるので、
どの層が母数が多いのか少ないのかの要素がないので、ここから全てを読み取るのは難しいかもしれません。
(上記数字はとくに言及がない部分は平成27年の数値です)

一番死んでいるのは無職の中高年男性である

これだけで論ずるにはデータが足りないという部分もあるとは思いますが、
よく言われる「よく若者が自殺する」というニュースからよく聞こえる内容とは違った現状が見えてきます。
それは、実は中高年の男性が最も自殺するのだ、という点です。

 

女性は社会性の生き物

実は女性は社会性の生き物である、という話がある。
男の多くが有利な条件で働いており、それとは矛盾するけど、誰にも思い当たる節があると思う。
何かと悪口陰口を言いまくりながら、結局その相手と付き合えるのは、女性だ。
男は取り繕うのが下手だったりして、好ましいと思わない相手とはあっという間に疎遠になる。
ココらへんがうまくできる男性も居るが、もしかしたら、女性的な脳なのかもしれない。
というわけで、男性は孤立しやすく居場所がなくなりやすいのでは?と思う。
無職者の自殺が多いことからも、居場所無い問題は切実だとおもいました。

 

自殺が多いのは雇用者?自営業

実は私が読んだ本では、
無職の次に自営業が多い、という話でしたが、データの内容とは違いました。
雇用者と自営業は3:1くらいの比率のようです。

かくいう私自身も一応自営業ですが、なんとなく無職に近いような状態です^^;
年齢的にもマスト。
ふとこの事実を知って、自分の自殺リスクが高いことを知り、ちょっぴり驚きました。
確かに、何もかも失って年寄りになったら死ねばいいか、、、と思っていた部分はあり・・・。

 

孤独は自殺リスク高し!

最近たまに聞いている森山直太朗の歌でずっと疑問に思っている節がある。

「生きてることが辛いなら、いっそ小さく死ねばいい
恋人と親は悲しむが~」

いやいや、恋人いたら自殺するかな・・?、と思ってそこからあまり頭に入ってこないのです 笑

自殺の最も大きな原因は孤独だと思います。
孤独じゃないのに自殺するってのは、更に根深い理由(不治の病とか)があるわけで
死のうとしている人には届きにくいだろうなあ、と思います。

孤独な人は、「悲しむ人いないので死にます」、となってしまいそう。
誰かが死んだら悲しむ人がいる、とは手垢の付いたセリフですが、
実際には誰も悲しまない人も結構いるわけで、、、

改めて根深い問題だと思い知らされました。

とりあえずここまでです。ちょっとつかれる内容でしたね・・・。

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