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環境ブルジョワ

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匿名はてなを眺めていて「環境ブルジョワ」という言葉が目に飛び込んできました。
私は同時に、高校の時の国語の教科書で見た「花園にいなれるものはその香りを知らない」という言葉が浮かびました。
普段から、いろんなことをわかったつもりにならずに、いわゆるブルジョワになっていないかは、気をつけたほうがいいな、と思いました。
また同時に、環境ブルジョワにコンプレックスを持っても解消されることはないので、無駄だな、とも思いました。

環境ブルジョワ

要は、「環境が恵まれてる」ということですよね。
例えば、日本に生まれた、ってだけで、結構環境ブルジョアですよね。
でも、その同じ日本の中でだって格差はあります。
人間は経験によって学ぶ生き物ですから、環境の影響は大きいです。
よくお金持ちのスポーツ選手が「親からの支援は受けてない」ということがありますが、
親の心配をしなくていい時点で「環境ブルジョワ」なんです。

ちょっと私の話

私のうちは両親がめちゃ仲が悪く、
(その理由は最近になってわかったのですが、それはまた別の機会に)
末っ子の私から見たら、多分一度もまともに二人が会話しているところを見たことがない、
というぐらいひどかったです。
まともに、と書きましたが、まともじゃない会話もないだろうと思います。蔑むような言葉の投げつけはあったと思います。
こういう時女はずるいですから、子供を味方につけますよ。
ですから、私は「父が悪い」と思いこんでいました。
そりゃ歪みますよね。
何よりオーソドックスに「両親に感謝」という感覚がわからなくなります。

両親がそこそこ仲がいいって、実はかなりの環境ブルジョワです。
私は自分の環境が最悪だったとは思いますが、
なかなかストレートに両親が仲がいいって聞いたことがないような気もします。
両親が子供に対して「人生って素晴らしいよ」ってことをちゃんと見せてくれる親を持つのって
最高の財産だと思っているのです。
でもそれは殆どの人ができず、金を求めて不仲になったりしています。

環境ブルジョワを思う時、妬みの塊となる

環境ブルジョワなんていう便利な言葉を目にしてしまうと、妬みの感情がぐるぐる止まらなくなってしまいます。
やっぱり環境が人生に与える影響って大きですよね。と言うかほとんど全てかも・・・。一部の革命家は除いて。
同しようもない部分もあるので、あまり考えても仕方がない部分ですので、若いうちに自分で環境を選んだり作れたりすると良いんだな、と今更思ったりしています。

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