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共謀罪で捕鯨問題が久しぶりに話題に出て思い出した話(2

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日本は2014年3月31日に国際司法裁判所(ICJ)から
南極海での第2期調査捕鯨について、中止命令をうけました。
これは捕鯨国がマイノリティとして批判を受けているせいでしょうか?
どうもそういうことではないらしいです・・・。

売れない鯨

鯨を食べたこと無いよね?っていう話をしました。
これはどうも私だけの話ではなく、けっこうマジョリティのようなのです。
それもそのはず、市場に出ても「売れない」ようなのです。
ちょっと古いデータですが、4分の3も売れ残ってしまったようです。
オークションで言うところの最低落札額以下、だったということです。
とすれば、最低売渡価格をもっと下げないと売れないことを示しています。
でも、私たちは既にクジラを求めていません・・・・安売りすれば売れるでしょうか??

売れないと調査捕鯨も継続できない

調査捕鯨で取れた肉を売っているのは、次回の調査捕鯨費用をそのお金で賄うという仕組みがあるからです。
しかし、売れないのでそれもだんだん厳しくなってきています。
そこである疑惑が出てきます。
捕鯨継続にシーシェパードが使われている、という疑惑です。
つまりは「日本の大事な文化である捕鯨をならず者に取り上げられてしまう、このままで良いのか?」というような世論誘導が行われているのではないかということです。
残念ながらこれはうまく行っているのかどうかよくわかりません。
なぜなら多くの人が、その「文化とやら」を重要とは思っていないからです。
それは鯨が売れないことが示しています。

 

調査捕鯨ってどういうもの?

調査捕鯨を行う大義名分は以下の様なものです。

  1. 自然死亡率や妊娠率など生物学的な特性値の把握
  2. 餌をめぐる鯨種間の競合関係の解明
  3. 捕鯨の再開に必要なクジラの系統群情報の把握

そこで、日本はこれに加えて、この調査に必要な捕鯨頭数として
南極海でのミンククジラの捕獲数を、440頭から765~935頭へ拡大して、
さらに、ザトウクジラやナガスクジラも新たに捕獲対象に加えました。

捕鯨数は減っていく

主要捕鯨対象のミンククジラの捕鯨頭数はなぜかどんどん減っています。許可を取り付けたにも関わらずです。
2005年 853
2006年 505

2012年 103

ザトウクジラについては捕鯨0。
ナガスクジラについては1~2頭(枠は50・・・)

日本の返答としては「反捕鯨運動の妨害による」としています。

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