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[クローズアップ現代]アラフォー・クライシスを見た

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Youtubeにクローズアップ現代?のアラフォー・クライシスというのがあったので、見入ってしまいました。
たぶんフルではないのですけど、お腹いっぱいでした。

 

何故か給与額が低いアラフォー世代

おそらく、色んな人から異論が出そうな以下の表ですが、興味深い表ではあります。

そもそも、5年前が高かったんじゃないか?、と言う意見が書かれていましたかね。
たしかに一瞬妙な表であるようにもおもいます。
「ある年齢層の給与額の推移」と考えれば、わかるかな?とおもいます。

2017年の時点で40~44歳の給与が例年よりもどうも安いぞ、ってことです。

私は43歳なので、ちょっとゾッとしました。あることが思い浮かんだからです。

就職氷河期世代が20年たっても、その影響を受け続けている

そうなんですね。この世代って就職氷河期世代なのですよ。

私が96年ですので、1回目に底を打ったところです。
でも2000年が最もひどかったのですね。

非正規も正社員も就職氷河期の影響が尾を引いている

一番大きいのは日本にある「新卒一括採用」という特徴的な仕組みの影響
新卒の時点でチャンスを一旦逃してしまうとなかなか取り返すのが難しい

学校卒業直後だけではなくその後継続して困難な状況が続く

興味深いのは、正規雇用でもアラフォーは影響が大きいということです。
新卒優遇問題は、本当に日本の癌だと思いますが、もうほんと、今更是正されてもね・・・って言う思いが私たちアラフォーにはあります。

1.研修の機会が少なかった

これ実感としてあります!
実は、はじめに入った会社では「研修にもお金をかけててたくさんあります」と言う話だったんですね。
でも、どんどん景気が悪くなっていって・・・。で、ほとんど研修(とか勉強会)には行かせてもらえませんでした。
やっと行かせてもらったのは3年後にポリテクセンターに1回だけ。。。

そう言えば、社員旅行というのも7年いたうち1回だけでした。そういう意味でも利益を得られない世代だったとおもいます。ボーナスが普通にもらえたのは最初の2回だけ・・・。

でも、まあ、これは氷河期のほんとに悪い方だと思いますけどね。

2.勤続年数が短い

ここ、興味深かったです。
よく、勤続年数が短いというと、怠惰なイメージが来るとおもいます。
でも、私もそうだったんですが、事情はそうではないのです。
むしろ、自分の人生を自分で切り開くぞ、みたいなパワーがある状態なんです。

実は、就職氷河期世代って、納得できない就職先に我慢する人が多かったのです。
理由は簡単で、そうしないと就職浪人になってしまうからですよ。

なので、就職氷河期組は転職をチャレンジする人が多いのです。そう言えば私もそうでしたね。

これは違うな、と思って転職した場合、中小企業に入ることが多かった
勤続年数は評価されますから
転職して勤続年数が短くなれば賃金がなかなか伸びない

日本では転職は低賃金の証みたいなもんですから、そうなってしまうんです。
やりがいを求めた挙句、やりがい搾取会社だった・・・、なんてことも多かったんですよ。

私の転職した会社も、信じられないくらい給与が安かったです。
でもやりたい仕事でした。明らかに「やりがい搾取」でした。
7年後に疲れてしまい、退職(正確には雇い止め)しました。

そのまま他の仕事もできそうでしたが、これ以上搾取されるのは嫌でしたね。

「搾取」という具体的な言葉は浮かんできませんでしたが。

「やりがい搾取」ほんとにうまいこと言うなとおもいます・・・。

3.昇進・昇格が遅い

アラフォー世代って「団塊ジュニア」っていうんです。とっても人数が多いんです。
でも、更にその上に「団塊」がもっとたくさんいるんです。

そうなんです、そういう人たちが地位をがっしり掴んでいるので昇進が遅くなってしまうというわけです。
これはよく言われるところですね。

それでも頑張る45歳男性の話

45歳の有名大学出身の男性の話が出てきました。

彼のすごいところはいまでも諦めて無くて、いまは教職を取ろうとしているのだとか・・・

すごいよあんた。でも、この年から公務員だとかなりきついよね・・・。周りは相当に給料良くなってるよね・・・。
少なくとも、かなりホクホクだと言われている公務員年金や超高額な退職金にかなり影響するようなきがする。勤続年数は短くなりますからね・・・。

男性はそれなりの所得を獲得して社会的地位を得て
家族を持ってと言う人がやっぱり輝いていますよね
私も羨ましいとおもいます。

彼のこの言葉を聞いて、少し悲しくなってしまいました。

団塊世代に植え付けられたこの考え方、たしかに私の中にもこういう思いはくすぶっています。

本当に苦しい世代なんですよね。

もう少し考えてみたい

この件についてはもう少し考えてみたいですね。

 

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