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[NHK合憲裁判問題] 誤解しないで。NHKの主張は退けられているよ

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「NHK受信料は合憲」という言葉が当日新聞の一面で踊りました。

このニュアンスに驚き、具体的にどんなふうに報道されたのか細かく見てみましたが、
日本の新聞社の殆どは信じるに値しないことがわかりました。

合憲、の部分がクローズアップ

とにかくどこの新聞社も「合憲」「合憲」でした。
でも、あんまり意味のないところだとおもいます。
もし、違憲、と言う判決が出たとしても、何も変わらなかったとおもいます。
だって、選挙の1票の格差問題も”違憲状態”という判決が出ましたが、なにも行われませんでしたし。

それに、こんなに古い法律が今頃になって違憲というのも、ちょっと出しにくいだろうとおもいます。

負けた一番の理由

実は、合憲だから、負けたわけではありません。
この視聴者は「B-CAS番号」と「住所」を知らせた上で、契約を拒否、というちょっとというかかなり特殊な人でした。
実はこの部分が大きいのです。
多分、これをしていなければ多分訴訟を起こされていません。

ある記事では

「未契約者の受信料を請求するときに、何十年分もの金額を請求するのは大きすぎるので、最近数年間分にして請求するのではないか」

と言っている人がいましたが、全くわかっていないのだな、と思いました。
それは駄目なんですよ。

実は「受信料の免除」は違法なのです。。。

なので、設置した日がわからないとお手上げで、

「ならば今日からでいい」

などと徴収員が言ってしまうと、刑事罰になるのです。

NHKの希望は却下

NHKは「主張が通って嬉しい」みたいなアナウンスをしているようですが、これって虚しい叫びです。。。嘘ばっか言うな、と言いたいところです。

NHKが通したかったのは

  • NHKから一方的に契約できるようにしたい!
  • そのNHKが一方的に契約した日を設置日にしたい!

の2つだったんですよ。

合憲かどうかって話はNHKが主張したんじゃなくて、
この視聴者の男性が「違憲じゃ!」って訴えたので、”それに対する答え”というだけの話です。

どこの新聞社も「NHKの契約強制が合憲だと!?」と騒いでいるわけですが、
そのわりに契約が成立するのは受信者が合意した場合か、裁判で勝った場合だけ、と言われたんです。

むしろ、合憲なのになんで??、と言うような内容だったんです。

まとめ 特に今後何も変わらないよ

今後徴収が強化、なんて意見もあるんですけど、多分変わりません。
今までと同じように、徴収員の違法発言はなくなりませんし、裁判を増やすことも減らすこともなく、今までと同じだろうとおもいます。

とにかく、殆どの新聞記事がお粗末だったのが残念でした。

日経だけね。良かったですよ。。。

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