年収890万以下の世帯はお荷物・・・に大反論！
ちょっと今後話題になりそうで嫌な感じがするので、書いておきます。
うまくまとめられるか自信がないですが、本当にテレビって毒ばかり撒くな、と感じました。
件の「年収890万以下の世帯はお荷物」というキャッチコピーについてです。
メディアお得意の印象操作
メディアはたまにお役人（官僚・政治家含む）への忖度とも取れるこう言う表現を作ることがあります。お国が国民のためにやってるんだから文句言うなよ？ということ？？
この「年収890万以下の世帯はお荷物」のからくりは
全体の行政サービスの予算を、単純に世帯数で割ってはじき出した数字が
世帯収入に890万だと釣り合う
というだけの話です。
そもそも、歳出に対して、歳入が全然足りていないのでそもそもこの計算もおかしいです。
それがよく言われている、クニノシャッキンガー、というやつです。
よく勘違いされるのですが、（というか勘違いするように誘導している）
私達国民が国に貸している、形になります。取り立てたいですね ｗ
そういえば「警視庁24時」みたいのも警察に対する忖度ですよね。
警察の不祥事を追求する番組は殆どやらないのにね・・・。（深夜でチョーっとやることがある程度）
年収890万以下の人たちが払っている税金
給料20万円としましょう。
- 社会保険料もろもろが大体15%位で・・・約３万円。
- 半分プラスアルファは会社が出すことになっていて・・・約３万5千円。
（そういう体になっているというだけで、実際の給料は23万5千円です） - 所得税が約１万円（５％）
- 住民税がある時から急激に上がって2万円（１０％）
- 消費税分が１万6千円（８％）
給与が20万だと、実は11万もの税金をむしり取られています。
これが少ないわけ無いだろう？とおもいます。いつの間にか重税国家になっているとおもいます。
そもそも行政サービスって無駄ばかり・・・じゃん
次に、その御大層な「行政サービス」の内容について。
そもそも、はっきり言って価格が妥当じゃない行政サービスが多すぎます。
誰も希望していない箱物・・・静岡でも富士山を世界遺産に認定させた（この費用だって税金）ので
わけのわからない箱物を結構作りました。
日本平もやらなくていい整備をかなりのお金をかけたわけです。
その箱の建設費用を無駄にかけておいて、
「人数で割って一人30万」
っていうことだってできます。
こんな押し付けで、30万の行政サービス受けてるじゃないか、なんて言われても違和感しかありません。
もう一つ例を出すと、がんの特効薬オプジーボ。
今は少し価格が下がったようですが、当時は年間3千万もかかる治療でした。
3千万も納税している人は殆どいませんから、
（保険税的には一人も居ないね。上限超えてるし）
30人に一人がこの治療を受けたとすると、一人100万、ということになりますね。
それに「3000万かかってる」といっても、そのお金は溶けるわけではありませんよ。
ちゃんと儲かってる人達がいるではありませんか？
簡単で、それを受け取ってる会社ですよ。
つまりは「税金を食って生きてる」人たちです。
それだけのお金がかかっているのではなく、
金遣いの下手な役人が「かけている」
金の使い方がど下手な役人の使い方が悪いというところもかなり大きいと思いますよ。
かけなくて良いカネを無理やりかけることが、本当によくあります。どうせもらえるから、ってことです。
こう言う発想は「クソ」だと思いますね。
しかも、大きな事業をやる場合には、業者から「お礼」がもらえるかもしれませんね。
最もお荷物なのは誰か？
納税額だけを見て「お荷物」と揶揄するのは笑止千万。
ここで、ちょっと考えてほしいです。
ならば、税金から収入をもらっているとしたら？
税金から給料をもらっている連中は大大大大荷物、ということになるんじゃないの？
給料25万に対して11万の納税じゃ少ないというのだけど、
もし納税を同じように11万していても、給料で25万を税金からもらっているのならマイナスだ。
11-25＝-14万 だ。
11万の納税と比較すると実に25万円の差。
また、税金の投入がなければ業界が成り立たないという信じられない業界もあります。
捕鯨なんかがそうですよね。
捕鯨を続けるためというより、
捕鯨に関わる人達（つまり彼らこそがお荷物）の給料を守るために税金が投入され続ける
ことがほぼ決まりました。
党議拘束で政党が可決したい法案に賛成するだけのクソ議員もお荷物といえるとおもいます。
個人経営の医者なども、どう保険点数を稼ぐしか考えていなかったり・・・。
数字のトリックで騙されかけましたが、もっとわかりやすい形のお荷物というか、ダニ？がたくさんいるんですよ。
騙されては駄目です！！！
国に対して金銭的な貢献を最もしていない奴らの正体とは
というわけで、こんなキャッチコピーを真に受けてはいけません。
税金から所得を得ずに、税金を1円でも払っていれば、誇って良いです。
この日本で悠々自適になる方法は「税金を貰う立場になる」ことです。
起業で成功することではありません。結局は税金に頭を悩ませることになります。
こと今回の納税額問題のトリックをブーメラン的に変えさせていただくとすると
役人・政治家は穀潰し、ということです。
国に対しての金銭の出し入れではマイナスですので。
もっともっと頭を垂れて生きてほしいものです。