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絶望職場の担い手たち、を見た(3)[ガイアの夜明け]

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今回話が盛り沢山でした。

ハンダゴテを押し付けられたり、指を切断したり

日本の底辺の会社ではいじめが恒常的に行われていると思います。
とくにアジア系の実習生なんて人間だと思っていないと思います。残念ですが、日本人はそういうところがあります。
警察官も欧米系の外国人には穏便ですが、アジア系には厳しいです。日本人は凄まじい差別意識があると思っています。それは日本で教育を受けた私にも受け継がれている部分であり、差別されてきましたし、差別もしてきました。

冒頭では、上司が恐ろしすぎて怖くて逃げてきた男性が、ハンダゴテを押し付けられた腕を見せて訴えていました。これは単に犯罪ですよね。。。恥ずかしい日本人。こないだの温野菜の件は日本人でしたが、あれも包丁で刺したとか、単純に犯罪。底辺の職場には犯罪者がたくさんひしめいているというわけなんでしょうか。
次にはダンボール工場で指を切断する怪我をした男性が仕事を辞めるように責められて困っている、と訴えていました。私は鉄工所に努めていたのでわかるのですが、機械を扱う工場ではよくあることです。指がない方はたくさんいましたし、私自身もあわや、という経験があります。

ブルーカラーで働いたことがある方は、どちらも想像がつきやすいケースだと思います。
しかし、日本人の場合は自分で選べますが、彼らは一切選ぶことが出来ません。
借金をして国を出ており、退路も絶たれています。その為、日本人以上に我慢します。
このあたりが「日本では外国人労働者が強制労働させられている」という国連の報告につながっているのだと思います。

証拠集めが以外にすごい

ところが・・・
件の計画倒産疑いの縫製工場で働いていた女性たちは、スマホで証拠を色々押さえていました。
番組では出てきませんが、嘘の説明とかも録音してあるのでしょう。違法な内容の給与明細(EXCEL)はすぐ回収されたそうですが、きっちり写真がとってありました。
短く改ざんされた勤務表の他に、自分たちで勤務表を作っていました。この辺は流石です。底辺労働者も知恵をつけはじめていて、少し心強かったです。
そんなこともあり、顧問弁護士からの答弁書はちょっと変わったものでした。通常はまったく認めないものですが、ほとんど認めていました。おそらく、彼女らの証拠の殆どが裁判所に認められてしまうようなちゃんとしたものだったからなのでしょう。立派!
ところが、勝ちかというと微妙で、「すべて私達が悪い、だから倒産して責任を取るよん」という結論につながっていることでした。こりゃほんとに確信犯ですな。彼女らの不払い賃金は最低賃金で計算しても3000万を超えており、納入会社からは代金を受け取っているはずです。おそらく倒産させて資本金だけの弁済で済ませてこの代金をがっぽり懐に入れたのでしょう。明らかに怪しいのですが、はじめから弁護士に動かせていたあたり、法律に不備はないのでしょう。現代社会の欠陥ですね。

就職先は選べないのに、解雇できてしまう

そもそも、彼らは「就職先は選べないのに、解雇される事はある」というとんでもない条件で来ています。これってとんでもない人権蹂躙です。
日本政府にはこれ以上評判を落とさないように動いてほしいところですね。
いまのところ駆け込み寺的なものも公にはありません。
おもったよりもひどい状態で、本当に絶望、ですね。

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