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FXのレバレッジ10倍規制だと・・・!?

2018年2月15日

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FXのレバレッジの規制が25倍から10倍に縮小されるようです。
昨年からちらっと聞いていたんですが、どうも今年中に施行されてしまうらしいです。

レバレッジって何なのか

実際に取引する金額と、証拠金との比率のことです。

例えば、ドル円で1倍、ならどうなるか。

いま1$が107円くらいになっていますので、1$取引するには、証拠金は107円ということになります。
当たり前ですね^^;

ではこれを10倍に引き上げてみます。
10$取引するのに・・・証拠金は107円!ということです。

更にこれを100倍に引き上げてみましょう。
100$取引するのに・・・証拠金は107円ということです。

わかってきましたかね。

通常FXは1万通貨(1万ドル)が基準になっています。
1万通貨(1万ドル)持っていると、1円為替が動くと1万円儲かったり損したりします。

1倍でこの1万ドルをとりひきしようとすると本来、10000 x 107円= 1,070,000円ということで、
107万円もかかってしまいます。現実的ではないですよね。殆どの人が取引ができません。

いまのレバレッジ制限は25倍ですので、この25倍だと証拠金がいくら必要なのか計算してみます。

1,070,000 ÷ 25 = 42,800

レバレッジで割ればいいです。証拠金は4万2千8百円と出ました。

レバレッジ25倍では1万ドルを4万2千8百円で取引できるよ、と言う意味になります。

 

レバレッジが高いと?低いと?どういう意味??

レバレッジが高いと、元手が少なくてもたくさんの取引ができます。
逆にレバレッジが低いと、元手がかなり必要です。

じゃあ、レバレッジって高ければ高いほど良いじゃん!?なんで低くする必要があるの?

って思いますよね。
それは証拠金がどういう働きをするのかを考えればわかります。

得をする場合、つまり、買ったら上がった、売ったら下がった、と言う場合には全く問題はありません。

問題は、損した場合です。
損している場合に、この証拠金が担保になるのです。

例えば、1万ドルを買ったのに、1ドル107円から1ドル106円に下がってしまったとします。
1万円の損ですよね。でも証拠金4万2千8百円を預かっているのでFX業者は安心、というわけです。

さらにさらに1円1円と下がっていくと、この証拠金に食い込んでいきます。
で・・・下がりに下がって4.28円下がると、この証拠金すべて食いつぶします。
で、ここで、強制ロスカット、つまり強制的に決済されてしまい、手元にはお金が残らない・・・って言う事になります。

実際には、もう少し早く強制ロスカットがかかりちょっと戻ってきたり、
逆に強制ロスカットが遅れて、追証(追加証拠金のこと。足りないから払え~ってことです)を請求してくることもあります。
FXの場合は追証が発生することは殆どありません。
また、海外口座の中には追証が発生しない業者もあります。どういう仕組なのかわかりませんが、マイナスになっても払う必要が無いそうです。ただし、証拠金は0になりますけどね。

なので、証拠金が少なくて済む(ハイレバレッジ)はたくさんの取引ができてしまうので、
そのぶん手持ちの資金がすぐに無くなる可能性が高い、ってことです。

もちろん逆に大勝ちすることもあります。
レバレッジ規制というのは、負けると困るからあんまり取引できないようにしようよ、って言うことなのです。

 

レバレッジ縮小は良いこと?!

レバレッジ縮小は良いことで、正しいこと、のように見えます。

ところが、そうともいいきれないんですよね~。

一番の問題は、いままで25倍だったのに、ある日突然10倍になることです。
必要証拠金が突然増えますので、強制ロスカットそのタイミングで走る可能性が高いです。

ちょっと長くなったので、次回に続きます。

FXのレバレッジ10倍規制は節税潰しだ!

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