絶望職場の担い手たち、を見た(2)[ガイアの夜明け]
そんな空気は確かに感じていましたが、
アメリカ国務省発刊の(2017年)人身取引報告書で
「日本の「技能実習制度」で働くアジアの人々が強制労働の状態に置かれている」
と書かれているそうです。
多くの日本のこずるい経営者は物を知らないと思って外国人実習生の人権は守らなくても良い、と考えています。ちょうど、日本人の派遣社員に対する感じ方と同じです。
別に日本人が外国人に対してひどい扱いをするのではなく、日本人は弱い立場の人間にはやたら強く出る癖があるようですね。恥ずかしい癖です。
玉田工業の話
話の中で、良いケースとして紹介されていた玉田工業。
殆どの人がわかっているように外国人技能実習制度とは名ばかりで、単純に日本国内の労働力が少なくなってきたので、外国から(安く)労働者として連れてこよう、という話です。
文字通り技術の習得ができて、その後役立てられるのは一握りです。
玉田工業はこういう実情に苛立ったのか、ベトナムに工場を建てました。
帰国後も(もっと安い賃金で)働いてもらえばWinWinということですね。
ベトナムでの条件としては月給4万円。通常は2~3万ということですので1万円色を付けているということですね。
更に毎年10%昇給。3年勤めればアパート代無料。なんか昔の日本みたいですね。社員の生活を考えてくれる・・・。いま、日本ではこの感覚がなくなりましたね。哀しいですね。
それでも4万円というのはリアルな金額ですね。
日本で雇う場合は12~15万くらいのようですので、4分の1? この辺はどう説明しているのかはちょっと気になりましたね。今後は給料が4分の1になるわけですものね。。。
一番の問題は、同じベトナムとは言え、「家からはかなり遠い」ということでした。
片道2時間というと、日本なら60~70キロ位ですかね。ベトナムだと100キロ位??
日本人の感覚だと、なんとか通えんじゃないの?と思ってしまいますが、通勤時間って無駄だし、遠方勤務の不安は正しい不安だと思います。日本人の感覚が狂っているのです。
結局は週末だけ帰宅するという方法を取ったようですが、本心ではないかもしれないですね・・・。
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