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高須クリニックの発言「甘ったれるな若者」について思ったこと

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炎上商法だとは思うのですが、割と話題になり、

でも、TVでの取り上げ方がいまいちだったので、書いておこうと思いました。

甘えているのは誰?

こう言う議論があるといつも思うのですが高須氏が言う「甘えている」というのは一体誰なんですかね?

たしかにそういう若者も居るでしょう。

でも私達団塊ジュニアが若かったころもそういう人はいましたし、そういう人がうまく大人に甘えて事がうまく運ぶ様子も見てきました。焦って頑張ったほうが損するなんてざらにありました。

そう、甘えていない人もちゃんといましたよ。十把一絡げに「若者は甘えている」というのにはとても違和感があります。

それに、そもそも、老人は甘えていないのでしょうかね?

悪いんですけど、今の老人のお金の使い方って結構雑です。

景気のいい時代を経験しているせいか、節約が下手な人が多い印象です。

これには「甘えるな老人」と言い返しましょう 笑

「誰かが何かかやってくれるんじゃないか」は国民全体が抱えている病気

少し同意する部分ではあるのですが、

私が気に入らないのは「若者は」という主語があるからです。

いやいや、その病気にかかっているのは老人も同じ。というか国民全体の病気だよね??とおもいます。

というわけで、この指摘はお門違いとおもいます。

高須クリニックは老人代表なのか?

そしてこれ。

なにか、高須委員長が老人代表として喋ってるのかな?と思える発言なのですが、

彼はそんなに老人に指示されてるんでしょうか 笑

そんなに老人にも慕われてないような気もしますが、きのせいでしょうか 笑

整形の世界ですから、むしろ老人には「親にもらったからだに!」とか言われて、忌み嫌われてるんじゃ??

それに、世代内格差の話がどこかにすっ飛んでます。

彼は金持ちでしょう。それは唸るほどの金があるでしょう。

ところが、老人が全部金持ちだと考えるのは間違っています。

たしかに金持ちの比率は多いのですが、確か20%くらいの人が金持ちなだけで、あとの80%はひたすら貧乏です。

というわけで、彼が勝手に代表を名乗ることには違和感があります。

「誰も助けてくれない」と焦った挙げ句撃沈していった団塊ジュニア

私は団塊ジュニア世代なんですけど、ちょうど就職に差し掛かるころに大不況が来ました。

ほとんどの人が就職に失敗しました。教育コストを掛けたにもかかわらず、ほとんどの人が希望の職にはつけませんでした。

努力の差?と言う話もあるでしょうが、そもそもパイが限られていましたから、かならずイス取りゲームには負ける人が出たわけです。そんな話をしても無意味です。

もし巻き戻して、あの頃に戻って頑張ったとしたら、また他の人がはじき出された、ということです。

でも、私達の世代は結構頑張り屋が多かったですよ。なんとかしよう、とみんな頑張っていました。

ところが、のんきに何も考えていない、何も活動していない学生が、うまく教授の推薦をもらったりしていました。

私は頑固な正確だったので、多分そんなことをしてもらっても蹴っ飛ばしたでしょうから、「なんで俺にくれないんだ」という怒りはないです。

ですが、たぶん、そうやって誰かになんとかしてもらった人のほうが、焦って自分でなんとかしようとしていた人よりも、いい暮らしになっている可能性は大きいとおもいます。

もう付き合いはなくなってしまいましたが、彼のほうが順当なような気がするのです。。。

成功者の声だけが大きく聞こえる、投資の世界

「自分のスキルをあげるために技術を身につけるとか学校に行くとか、資格をとったりいろんなことしてそういった人たちがお金持ちになっている」

これは鼻で笑ってしまいました。

そうじゃないんです。そういうことをして、投資をしても割に合わなかった世代が居るのです。

そういう世代を見てきたのが今の若い子でしょ。そりゃ不安になります。

たぶん、彼の時代は投資に見合ったリターンが取りやすかったのでしょう。

とかく、成功者の声ばかりが聞こえてくる投資の世界の話ですよね。

投資して失敗した人の話はこう言う時絶対に出てきません。ところが投資には失敗はつきものなんですよね。

「お金をためてどうするの」に対する答え

お金をためてどうするの、と馬鹿な裕福老人はよく言うのですけど、答えは簡単です。

人間の最大の欲求というのは「安心したい」です。

とにかく日本という国は不安が大きな国で、国ぐるみで普段から不安を煽るのが大好きです。

(借金1000兆円が~~~は代表的ですね)

だから、必要以上にお金を貯めるのです。そこに安心があるからです。

「安心してどうするんだ」

と高須医院長は言うでしょう。これに対しては、「それは人間の最大の欲求だから」としか言いようがありません。

これは全世代の話だから、「老人から若者へ」という前提は崩れています。

安心なんていらないという人は

すでに安心の中にいるか、または、ただのサイコ野郎か

のどちらかです。

 

ということで、高須医院長の話は「老人対若者のステージに立っていない」というのが私の意見です。

どう思いましたか?

では!

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