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過労死の根本の原因は”親の育て方”なのでは??

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いろいろな意見があろうとは思いますが、
今日過労死でなくなった親御さんがテレビでインタビューに答えているのを見ていて、

「そもそも過労死しちゃう原因は家庭での育ちが原因なんじゃないの?」

って思いました。

親御さんの主張

「辛いことを言い出せない環境が問題だ」

と言っていました。

でも私は思うのですけど、それぞれ耐性が違うのに、そこまで、会社がケアしなければいけないのでしょうか。
ちょっと考えてほしいのですが、逆に経営者の立場だったのなら、自分ならどうすればいいか考えてみました。でも、考えれば考えるほど、どうすればいいかわからなくなってきます。
そんなことは不可能です。

残念ながら主張が弱いものは目に入らないのが今の日本社会です。
(人間が弱いから悪いって話では全然ないです。あくまでも主張の弱さです。)

残念ながら、労働問題だけじゃなくて、全てにおいて困っている人をピックアップしてくれる社会にはなっていません。
どこかの弁護士さんが

「何かをされたら、私は○○をされた、という主張をしないと正当な権利を得られない社会になってしまっている」

と言っていましたが、本当にそうおもいます。

ですから、親御さんは「会社が気づくべきである」と言っているんですけど、
それは今の社会構造上無茶な話であって、

「私はこれ以上は無理です」

ということを主張できるように教育するほうが、ずっと現実的なんです。

逃げていいと教えない、日本の親

とにかく日本教育というのは「我慢」が根底にあります。
とにかく「我慢しろ」が口癖になっているところがあるとおもいます。
多くの親が、子供に「我慢してほしい」、と思っています。

少し前に、教師や親にいじめられていることを告げているのに、対応してもらえず、
ついに自殺してしまった中学生の男の子がいました。

その父親は

「正直言うと、我慢して(学校に)いってくれ、と思ってしまった」

と言っていました。それから、もう相談されなくなったそうです。
私は、それを言うのは、割と勇気がいっただろうな、とおもいます。

自分の教育方針が悪かった、ということを認めるのはなかなか難しいものです。

我慢しろ、お前さえ我慢すれば、社会は廻るんだから。

でも、それは間違いです。人間は別に社会のために生きているわけではないですから。
人間がいて、人間のために社会があるわけですよ。逆なんです。

そして、「逃げてもいい」と教えられなかった、と言う後悔もあるでしょう。

でも、なんか、それって、日本全体の教育方針ですから、お父さんがそういうふうに言うことが難しかったこともわかります。

それは日本のスタンダードではないのですよね。

コミュニティからはじき出されることが一番の恐怖、
と教える日本教育の癌

よく海外では

「こんな悪い子はもう外に出しません。ずっとおうちに閉じめるわよ

と叱るといいます。日本では逆で

「こんな悪い子はうちの子じゃありません。でていきなさい

となります。
つまりは、社会の一員になれない人間は最低である、という根本的な宗教が日本にはあることがわかります。

結局はこれが、会社を辞められない(残酷なことに真面目な人であればあるほど)大きな原因につながっているとおもいます。

つまりは

「会社をやめること」 は 「社会に順応できない自分はろくでなし」 = 死ぬよりも辛いこと、

という固定概念が出来上がってしまっている、と思っています。

過労死したのは会社のせい、というのですけど、
はっきり言って、会社なんて、行かなければいいだけです。

10日も家に引っ込んででていかなければ、簡単にやめられますよ。

「辞めさせてくれない」なんていうのは嘘です。

本当は「社会の一員になれない人間は死ぬしかない」という変な強迫観念が死を引き寄せているのです。

人間のルーツは親

学校が、会社が、社会が、というのですけど、

はっきり言って、「人間のルーツは親」です。間違いありません。

断言できますけど、たぶんこの親御さんは「逃げていい」って事を教えていないはずです。

逆に「逃げないで頑張って偉いわね」って育ててるはずです。多くの日本人がそうするように。
そして、あまり主張しないように、って教えてたはずです。少なくともこの青年は主張ができていませんよね。別に論文書いて読み上げなくても、「家に引きこもってでてこない」って主張でいいんですよ。

会社はもちろん無罪じゃないですけど、それを言うなら一番の大罪は「親」にあると思うんですよ。この青年の価値観の根底には親の考え方が最も強く根付いているはずだからです。

一番の被害者は子供

親が可愛そう、みたいなすり替えは絶対してはいけません。
親も加害者の一員、です。

変な教育されて、死ぬまで我慢させられて、死んでしまった青年が気の毒でなりません。

先の中学生の男の子のお父さんのように、気がついてくれるといいのですけど。

強くいいたいのは

「会社なんか辞めてもたいしたことないよ」

ってことです。

あと、辞められない、ってのは勘違いだよ、ってことも重ねて言いたいです。
会社ってのは、簡単に辞められますよ。

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