[NHK問題]”受信料は合憲”報道。あれって論点ずらしなんですよ。
数日前に、ホットなニュースとして飛び込んできました。
最高裁判所にて、「NHKの受信料徴収は合憲判断」ということでした。
でもまあ、ちょっと、ホントのところは違うのですよね。
あれって、NHKの味方をしたいメディアがNHKに忖度した記事を出した結果なんですよね。
でも、はっきり言って虚しいだけ・・・。
合憲かどうかなんて、すでに決まってたし、どうでもいいこと
なにか、今回の裁判で、合憲が決まったかのような報道となっていますが、
そもそもNHKは国から(または色んな所から・・・)ある意味守られており、ずっと合憲状態で運用は進められてきました。
また、裁判官というものは、官僚であるので、「あまり社会的影響の大きすぎる判決は読まない」という性分を持っています。
もし、NHK受信料の徴収が「違憲だ」という判決が出た場合、凄まじく社会的影響が大きいです。
その為「合憲判断が無難」ということになります。
なので、別にそこは、すごいことではないです。
NHKが争ってたのはそこじゃない
多くのメディアは「最高裁で合憲と判断された」と囃し立てていますが、そんなところは問題ではありません。
今までだって、ずっと、徴収は行われてきたのですから、今後も何も変わらないということです。
実はこの裁判は、未契約の男性をNHKが訴えた一件なわけですが、NHKは請求に少し細工をしました。
NHKが契約書を作成したら、受理しなくても契約成立ってことにして!
ちゃっかり、こんな請求をいれたんです。
正確に言うと
「NHKがその家にTVがあることを確認して契約書を作成したら2週間で自動的に契約成立する、ってことを認めてよ、裁判所ちゃん!」
なかなか大胆なことを言うものです。一方的に業者が作成した契約書が成立するなんてどこの恐ろしい国だよ 笑
というわけで、これは却下されています。NHKがっくり。。。
ちなみに最高裁の前の高等裁判所では1人の裁判官が「OK!」と言っています。すごい感覚の裁判官がいたものです。しかし、他の裁判官がNOだったためにやっぱり通らず、最高裁判所に上告した、ということなんですよね。
受信料をもらえなかった間の不利益があるんだから、損害賠償したい!
NHKって、裁判するぞ恐喝をもう10年もやってるんですけど、損害賠償っていうのはしていないんです。
お金大好きNHKは黒字経営なのに、更にお金がほしいようで、こんな要求をしたようです。
ただし、これも却下。
これに関しては、もしかしたら通りそうでしたけど。
「そんなに損害なんて実際は出てないでしょ?黒字だし」ってことなのかな??
契約してた期間の受信料を払って!
で、ようやく認められたのがここ。
すなわち、
未契約期間の受信料の支払いを命じる
↓
NHKの契約は合憲ってこと
ってことになったってことなんですよね
まとめ
手なわけで、NHKは別に「合憲かどうか」ってことを主に争ってたんじゃないので、
「ついに合憲の結論出る!!」
っていう報道はかなりへんてこりんなものなのです。
いやいや、別に今までだってやってたでしょ?ってことなんですよね。
で、むしろ、NHKが欲しかった結果は全然出てないんですよ。
本当は、一方的にNHKがどんどん契約できちゃうようにしたかった。
真実は「そりゃあかんがな」っていう判決が最高裁で出ちゃった、ってことなんです。
受信料を獲得できてるから勝ちなのでは?、と言う意見もあるのですが、
それでは結局今までと同じですし、1年に300件くらいしか訴えることが出来ません。
今後も渡りに船の「裁判するぞ恐喝」を続けなければなりません。受信料ゴロ・・・をね。
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