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ハレノヒ計画倒産事件で思ったこと

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ハレノヒって言う会社が、成人式の前の日まで仕事を受けまくって、料金を受け取ったまま、
成人式当日に計画倒産する、って言う事件が起きました。

どんな会社でも倒産リスクはある

考えてみれば、どんな会社でも倒産リスクはあるわけで、
大丈夫だろうと代金を払ったりしているのって、結構怖いことをしてるんですよね。

私も、一度危ない目に会いました。
6年前に(うわ~びっくりもうそんなに前か・・・)マックがどうしても必要になったので、価格コムで一番安く売ってるネットショップで購入したんですよね。カード決済不可だったんで10万円振り込んで・・・。音沙汰なし。メールしても返事はなし、電話はつながらない。そのうちHPも不安定に・・・。うわ、、、やられたか??と思っているとやっと連絡が来て、かなり遅れてしまったのですぐに返金すると。連絡が取れてホッとしたので、いや、商品を送ってくれればそれでいいよ、と返答するとやっと送られてきました。今おもえば結構危険な感じでした。

お金だけが相手側に渡っている状態って、冷静に考えると怖いですよね。
私の場合はネットショップなので、更に危なかったわけですが、
店舗が存在していようがなんだろうが、倒産リスクはあるわけです。

ハレノヒの場合は従業員も被害者なわけで、文句を言いに行く相手も、被害者という
何処に怒りをぶつければいいのかわからない状態で、さぞ歯がゆいだろうとおもいます。

多くの人が固定概念から逃れられないでいる

この事件で、私が個人的に感じた違和感は、皆固定概念に縛られてるんだな、って言うことでした。

固定概念とは「成人式・・・要る??」ってことなんですよね。

たぶん、殆どが自発的じゃないですよね?
あの着物をレンタルして、着付けてもらうだけで、30万とか取られるらしいんですよ・・・。マジ?!

こりゃハレノヒの社長の目のつけどころは間違っていなかったよな、っておもいます。
いまどきこんなボロい商売(失礼)ないなとおもいます。

もちろん現場で働いている着付け師の方や、段取りを就ける仕事はそれなりに大変だと思いますよ。
私が言っているのは「事業としてボロい」ってことなんです。
成人式の着付けを一式頼むと、卒業式の袴の着付けがサービスとか・・・うわうまいな!とおもいます。

これもそれも、成人式には着付けを頼むもの、卒業式には袴を着るもの、という固定概念のおかげです。
私にとっては20年も前の話ですけど、私は成人式には行ってないですし、卒業式にスーツで出席している女子学生もちらほら居て、こういう固定概念もだんだんなくなっていくんだろうな、と思っていました。

が・・・現実は全然変わっていないってことのようですね。
で、なければこんなに被害者が出るわけがないです。

考えてみれば滑稽な話なんですけど。
業者を儲からせるための儀式なんじゃないかと昔から思っていました。
そこから逃れることなく、脳内ガッチガチにあまり進歩してない、っていうのがかなりショックでありました。

本当に限界費用ゼロ社会に向かっているのか?

「社会は限界費用ゼロに向かう」と言う話があります。
とにかく無駄はどんどん排除されて、必要な費用は0に近づいていくのだ、という話です。
効率は失敗を繰り返しながら自然に良くなっていきますから、そうなるのが自然です。

ところが、割と全然変わっていないこともたくさんあるんだな、ということを感じてしまいました。
とすると「社会は限界費用ゼロに向かう」ともいいきれないような気がします。

個人的にはこの考え方は結構好きだし、どんどん無駄は省きたい方なので、
それを阻害する力がこんなに強いというのは、ショックだな・・・と感じたのでした・・・。

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