広告

原発作業員の報酬が中抜きで10万円が8000円に

広告

いつか偽装請負だけのブログを立ち上げようと思っているんですけど、
ホッテントリの記事の中に原発作業員の中抜きの県があったので、ちょっと書いておこうとおもいます。

多重構造が許容されている原発就労

私が以前きいたのは3重構造です。

路上生活をしている中で若そうな子に声をかけ、スカウトします。
まず、このスカウターが6割抜きます。残りは4割です。

10万 x 0.4 = 4万円

実際に仕事につくと何故か、下請けの下請け、と言う立場になっています。

半分づつ抜かれます。

4万 x 0.5 x 0.5 = 1万円

そしてそこからさらに施設利用費とか、消耗品費やら、抜かれます。

1万 - 3000円程度? = 7000円くらい?

あれよあれよという間に、10万円が7千円になってしまいました。
あくまでもこれは思い出して書いているので、実際とは違うとおもいます。

ただし、ちょっと調べると、

「東電が10万程度出しているはずなのに、8000円しかもらえない」

という叫びが見つかりますので、当たらずとも遠からず、といったところだとおもいます。
これは原発関連でかなりブラックな環境なので、こういうことが通ってしまっているようです。
国ぐるみでブラック環境を許容している(させている)状態になっているということです。

多重派遣は違法だが・・・

これは危険手当が如何に中抜されていくかの図です。
最終的には300円にまでなってしまうことがわかります。

この中に、「二次受け」「三次受け」というのが見えると思いますが、

コレがまさに請負地獄であり、私は「偽装請負地獄」と名付けています。
はっきり言って単なる人貸しをやっているのが請負会社です。
人貸しといえば派遣を思い浮かべると思いますが、派遣の場合は派遣法できっちり規制されています。
このような「多重派遣」は厳しく取り締まられます。やったら会社が「飛ぶ」くらい危険な行為です。免許取り消しの可能性が大きいです。
ところが、「請負」と名前を変えるとあら不思議、営業免許も不要となります。多重請負も図のように可能になります。
一応は、指揮命令権が客先にあるかどうか、「ということになっている」のですが、
実際には派遣となんらかわりありません。
請負労働者は、個人事業主として完全に雇用していないかのように偽装していることが多いので、
社会保険どころか、雇用保険、労災保険すら未加入であることが通常です。
全くなんの保証もないのに、中抜されまくった8000円程度しかもらえません。

請負なんていうのは単なる「脱法行為」です。
原発就労のような過酷な仕事にかかわらず、請負会社自体がかなりグレーなのです。

労働基準局はこの実態を知っていながら目をつぶっているのです。
たまに、訴えようとする人がいるのですが、労働基準局でなだめられるのが落ちのようです。

多重構造が許容されている理由

多重構造を許してしまうと、どこまでもどこまでも搾取されてしまいます。
いまはまだ東電が10万円も出していますので、8000円程度残っていますが、
「もう5万円しか出せない」
と言い出せば、更に5000円とか4000円になってしまう可能性は、ありえるとおもいます。
はっきり言って、コレをやっている人たちも、知っていて黙ってやらせている国も鬼畜です。
なぜこんなことを続けているのかというと簡単で、働く人を集める能力が国にないから、です。

チェルノブイリでも同じような危険な状態ですが、国が誠実に状況を伝え、むしろ高級優遇で人を集めています。だから、チェルノブイリで働きたい、と言う若者も多いのです。

本当に日本という国にいて恥ずかしいです。こういうヤクザな考えの人達が国を動かしているなんて!チェルノブイリとの落差はひどすぎます。

先に上げたような、困っている人を見つけて連れ込むという鬼畜のような技術、を国が利用しているのが日本です。
ならせめて、自分でやればいい。でもやらない。汚れ仕事は一切やらない。

いつまでもいい人でいたいという病気が日本のエリートには蔓延しているんです。

いい人じゃないと、もうバレてるのに。

介護しながら(実際には金でやらせてるだけ)

「早く死なないかな」

と心のなかでは思っているというのが日本国です。

せめて、このことが忘れ去られませんように・・・。

「くたばれ中抜き請負糞会社!!!そして官僚は恥を知れ!!」

広告