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てるみくらぶ – 現金決済の危険性を思い知る

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てるみクラブの社長が逮捕されて、にわかに話題になっています。
なんでも、完全破綻する以前から航空券が発券されないというトラブルがあったようですね。その時点では定価で仕入れたりしたでしょうから、更に資金ショートに加速がかかったことでしょう・・・。
記事を読むと、お金を返してほしい、と言うインタビュー記事が書いてありました。
気持ちはわからないでもないですけど、そりゃむりだろ?と思ってしまいました。

株式会社ってそもそも有限責任です

会社の事業には失敗もありえますので、どこまでもどこまでも責任を負わなければならないとしたら、
だれも事業を起こさなくなってしまいます。
株式会社には「資本金」というのが設定されていますよね。基本的に責任を追わなければならない金額はここまでです。もちろん多くの資産がその他にあるのなら、売って弁済となりますが、破綻したって言っている会社に弁済能力が残っているかと言えばNoです。よっぽどお金が残っていたとして、資本金金額が限度と考えるのが自然です。てるみクラブの資本金は6000万です。少なくとも9万人にも影響(9万人が被害者という意味ではない??)とありますので、一人あたりいくらか計算すると絶望的な気持ちになります。

カードなら2ヶ月先の手形

てるみクラブは所謂「現金特価」をやっていたようです。カードではなく現金での注文の方を安く設定していたとのことですよね。破綻の報道の前日にも入金を急かしていたようですので、もしクレジットカード決済だとしたらお金は帰ってきた可能性が高いです。なぜならクレジットカードは2ヶ月先の手形になるので、てるみクラブにまだ現金が渡っていないからです。
日本人は「カードは危ない」という誤解をしている人が多いのですけど、実際には「現金はもっと危ない」です。

そう考えると、カード決済ができない、と言う状態はその会社が安全性を損ねていると考えることもできますね。受け取る金額が2ヶ月先では遅い、と言う意味ですから。。。

九十九電機は黒字倒産

ふと思い出したんですけど、このカード決済の現金が2ヶ月後の入金であることが災いして倒産した会社がありました。それが秋葉原の九十九電機です。キャッシュフロー的には黒字でしたが、殆どの人がカードで決済するために現金がなくなってしまい倒産となってしまいました。つなぎの資金を銀行に融資するように頼んだようですが銀行はこれを拒み出資せず・・・。これは私は銀行が悪いと思っています。
とは言え、購入者に危険性はありませんでした。
ただし、経営側からはクレジットカードは少し危険な面もあるようです。
もしかしたら「クレジットカードは怖い」と言うのは経営側の刷り込みなのかも?なんてちょっと思いました。

まとめ - 現金決済は怖いから積極的にカードを使おう

まだまだカード使用率が低い日本ですけど、現金決済は本当に危ないです。
現金決済するなら、このお金はなくなったとしても仕方ない、くらいの覚悟が必要かも・・・?!
ただし、いくら使ったわ変わらなくなる、なんて本末転倒ですので、
出来たら、ラインペイのようなデビットカードのようなものを使えばより安全だとおもいます。
未だ現金派の方はこの際に!

 

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