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[しくじり先生]村主章枝登場!頑張る人が素晴らしいという感覚の罪

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しくじり先生、面白かったのですけど、レギュラー番組としては終了してしまいましたね。
ところが、さっそくの復活です。
しかもゲスト先生はあの村主章枝さん!!
結構楽しみにしていました。
あんまりスポーツに興味が無い私でも、フィギュアスケートに興味が湧いたゴールデン期に活躍、
そして、、、落ちていった選手ですね。

かなり現役を引っ張っていたことは知っていましたが、
メディアが追っかけなくなってしまっていたので、実情がわかりませんでしたので、実に興味深く見せていただきました。

フィギュアスケートがオモシロイと思ったわけ

やっぱり荒川静香さんの金メダルが衝撃的でしたね。
あまりスポーツに興味のない私が、夜中にわざわざ起きて見たんですからすごいことです。

この荒川さんの金メダルって本当に奇跡的なメダルだったんですよね。

  1. 浅田真央さんがもし出場できていたらありえなかった
  2. 村主章枝さんが世界選手権で活躍していなかったらありえなかった
  3. スルツカヤ・コーエンが失敗しなかったらありえなかった

ぱっと思い浮かぶだけでもこんなにあります。
浅田真央さんが上り調子のときで、なんとか出せないのか?と日本が沸いていたので覚えている方も多いとおもいます。浅田真央さんはまだ15歳だったので、出場はできなかったわけです。

そして、トリノオリンピックの枠は3人。この3人枠を取得したのは、村主章枝さんが世界選手権で活躍してくれたおかげだったんですよね。

で、全日本終了の時点では荒川さんのポイントは実は4位でした。4位だと出場できない・・・のですが、
浅田真央さんが出れなかったので、荒川さんが繰り上げになったんですよ。ある意味補欠・・・!!!

荒川さんは後から「期待されてないと思っていたので、リラックスして挑めたのが良かった」と言っています。
私も見ていてそう思いましたし、演技が終わった時点で、すご~いたぶん銅メダル取れたよね!、って思いました。スルツカヤもコーエンもいたので、流石に金メダルは無理だろうと思ってみていました。

ところが、コーエンは転倒で2位に、さらにとうとう金メダルか!?と期待されまくっていたスルツカヤもまさかの転倒。まさかまさかの3位転落。

そして・・・・。件の村主章枝さんは4位だったというわけです。

このドラマが、ものすごく面白いと感じたんです。
ある意味、村主さんがずっとしがみついて、引退するまでドラマは続いていたような気がします。
そのドラマのクライマックスが知れるということで、大変興味深かったです。

夢という呪い

夢は呪い、と言う言葉は仮面ライダー555(ファイズ)に出てきた有名なセリフですが 笑
本当にそうだよな、とおもいます。
夢を持つまでは良いです。
でも、その夢が破れ、絶対にかなわないと思った瞬間から、地獄が始まり、事あるごとに呪いのように
夢が叶わなかったことにとらわれてしまう、ということです。

村主さんも、まさに夢という呪いに取り憑かれていたような気がしていました。
講義中では「親のお金を使い込んだ」という言い方をしていましたが、
たぶん親御さんも、やっぱり応援したくて出してあげていたんだろうと思いました。それぐらいに熱意が強かったのでしょう。
10代が中心、年長者でも20代前半ばかりの中に、自分だけ30大半ば・・・こりゃきつかったでしょうね。

世の中にあふれる「成功バイアス」

世の中には、成功バイアスが溢れています。

  • ~したから成功した
  • ~だったから成功した

結構根拠がなかったりするわけです。
なぜなら、この通りにしても成功していない人の意見がすっぱり抜けているから・・・。

妹の村主千香さんが「誰でも有終の美を飾れるわけじゃない」と言ったのを聞いて
村主さん自信が、成功者しか見えていなかったことに気がついたそうです。

まさに成功バイアスの虜ですよね。
成功バイアスって、結構罪なものだとおもいます。

村主さんを追い詰めてきたのはまさに私達・・・?!

日本人って、「無理だとわかっていても頑張る人」が好きだったりするとおもいます。

でもそれって結構無責任ですよね。
私自身、「辞めない村主章枝」、をたのもしく思っていたのも事実です。
こう考えると、私も意外に日本人の悪い所が染み付いちゃってるなあ、と反省する思いがしました。

今後は振付師として活躍してくれることでしょう。

成功バイアスとか、誰かに認められるとか、
そういうことを打ち払って、彼女らしく生きてくれることを望みたいと思いました。

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