過払い専門の弁護士の無料相談を受けてみたらかなりイマイチだった話
過払い請求だけではなく、法律的なことを勉強していると、弁護士の無料相談を進められることがよくあります。
そして、過払い請求のことを調べていると、ブログ(アフィっぽい?)に突き当たると、
「弁護士に頼むのが正解です」
みたいな結論で結んでいるところがとても多いです。
実は今回無料相談を受けてみました。色々調べた後に・・・。
無料相談を受ける
無料相談は結局は営業なので、本当に「無料で相談にのってあげよう」と言うものではないことは間違いないです。
なので、やたら交渉は難しいということを印象づけてきます。
少し勉強していると、つい反論してしまうと思います。
とりあえず一番大きな過払い期間の完済から10年がたってしまいそうなこと、を言いました。
すると・・・
「もう間に合わないかもしれないけど、その後に過払いがあるかもしれないから依頼した方がいい」
というのです。
はぁ?いやいや、それは嘘でしょう。法律上は過払い請求を考えていることを告知することで6ヶ月間時効を伸ばすことが出来ます。そのことを言うと、
「内容証明を出すにしても、間違えて何度も手戻りが出るかもしれないですし・・・」
・・・。ちょっと言ってることがよくわかりませんね 汗。そんな変なことを言う前に、時効が迫っていることを言っているのですから、時効を伸ばす方法があるのを言うのが先でしょう!?
そして、次に、
完済した時期までで計算するのか、全期間で計算するのか?
と聞きました。実はこの時、分断・一連の話ですね。
はっきりと
「それは、完済した日までで計算します」
ファッ!?
いやだめでしょ 汗。いや、だめじゃないですけど、それって、消費者金融側の主張を丸呑みするってことです。全然原告の立場に立っていません。
で、私はここで、
でも一連取引として主張したほうが充当計算できて過払い金が増えますよね?
というと、
「そういう交渉もありますけどなかなか難しい」
ときました。
いや・・・自分じゃ難しいのかなと思って、弁護士に聞いてるのに、随分頼りない 汗
更には、最近知ったばかりの代理人許可申請のことを言うと、
「代理で出ることは出来ない」
とはっきり言いました。マジかよ~。
ある程度調べているとイライラしてきます。
自分で調べられる人には弁護士はおすすめしない
どうも、一般的な過払いを大量にさばいている弁護士は和解狙いのようです。
でも、はっきり言って和解でいいなら自分だけでなんとかなります。
和解だと下手すると半分くらいになってしまうかもしれませんけど。
下手に弁護士を頼んでしまうと、むしろ「和解のほうがいい」とおしきられてしまう可能性を感じました。
過払い裁判は計算書さえあっていれば、判決になればほぼ100%勝てます。なのに和解してしまうわけです。これは納得出来ないでしょう。
どうやら単なる「過払い金請求作業」と考えているようですので、
とにかく件数を稼ぎたいとしか考えておらず、
「なるべくたくさん取り返してあげよう」と考えていない弁護士が多そうな印象を受けました。
和解になれば、裁判費用も請求できませんし、そもそも、値切られた金額となります。さらに、そこから20~30%の弁護士報酬をとっていってしまいます。
奇しくも、なんでも専門家が一番、とは思えないケースってやっぱり多いな~、と思ってしまいましたよ。
弁護士を頼んだほうがいい人
とにかくよくわからない、勉強したくない、と言う人は弁護士しかないです。行政書士とかでもいいのかもしれませんけど、訴訟になったら代理で何かしてもらうことは出来ません。非弁行為になりますから。
どうやら、弁護士とは言え全部を知ってるわけじゃないようです。と言うかその印象が強かったです。
結局ある程度調べていて、反論をすると
「ならご自分でそうなすったら、、、」
と言われてしまいます ^^; そりゃそうですね。
結局、過払い請求をこなしている弁護士は和解狙いなので、よくわかっていない人のほうが都合がいいのでしょうね。
よくわかっていない人に依頼されたら、
一連充当計算のことなんて教えずに、「この過払い期間だけで計算しましょう」とか言えば、
はあそうなんですね、と同意してくれるでしょう。一連充当計算すれば100万取り返せたはずなのに、あっさり50万の和解にしてしまうんじゃないかな?未だにそのことを知らずに、そういう弁護士に頼んでしまった依頼者がゴロゴロしてそうだな、と思いました。
でもまあ、0円よりはマシですから、わからない、勉強したくない人はいいんじゃないですかね。
でも時間がかかってもいいから満額取りたい、って人は自分で頑張ったほうがいいです。むしろ敵が増える感じがしましたです。全額取り返すには判決を待たなければいけないので、時間がかかります。そこまで付き合うと弁護士的にはマイナスなのでしょう。裁判所にも行かねばならなくなりますしね。
結局は弁護士も商売なのだな、とちょっと残念な気持ちがしたのと、
和解が多いって理由もわかったような気がしました。
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