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インフルエンザ・ワクチン論争・・・効くの?効かないの?

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インフルエンザ・ワクチンはかなり以前から

効く・効かない論争

が激しく続いております。

ところが多くの人が接種しているようですので、
いい悪いは別にして、効く軍の優勢ではあるようです。

効かない側の意見

まず、ワクチンは生と不活性の2種類があります。
生のほうが圧倒的に効き目はあるそうです。
ところが、インフルエンザウイルスはすぐに強毒性に変異してしまうので生ワクチンは使えません。

(接種したら感染してしまう・・・汗)

というわけで効かない理由一つ目

1.不活性ワクチンだから

ということです。

次に、インフルエンザ・ワクチンの摂取方法が皮下注射である点です。
皮下注射しても血中に抗体(不活性ワクチンなので中和抗体という弱めの抗体)ができるだけです。

インフルエンザは喉や鼻の粘膜に感染して発病しますので、血液に辿り着く前に感染している、ということです。

というわけで効かない理由の二つ目

2.皮下注射だから

ということです。

ただし、インフルエンザウイルスが何らかの原因で血液中にはいってきた場合には命にかかわるので、
そうなったときには有効性があるかもね、ということは認めているようです。

ただし「効くんじゃないのかな?」ということです。

そんな治験はしていないのです。理屈として、、、ということです。

ここが大問題なのですが、「効くと言う証明はされていないし、逆に、効かないという証明もされていない」ということなんです。

ちょっとびっくりしませんか?

わたしは腰をぬかしました(嘘

効く側の意見

効く、と書いちゃいましたが、実は厚生省はそんな事は言っていません。
正しくは

「重症化を防ぐことが期待される」

です。うーむ・・。

つまり、インフルエンザの感染予防には効かないが、
血液中に入ってきた場合は重症化するわけで、
そのときには血中抗体がウイルスを捕まえてくれる・・・ことを期待している。

とまあ、こう言うことです。

しかし読み込むとよくわからなくなってくる厚生省のサイト

なあんだ、「効かない」で結論は出てるじゃん、と思ってしまいますが、

厚生省のサイト(Q21)にはこうあります。

インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められています・・・

なん・・・だと・・・やっぱり効くって言ってる?!

ところが、どうも根拠が怪しい。

この根拠というのが

平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」

らしく、ずいぶん古い研究です。
もう20年も前ですね。この神谷齊教授はすでに亡くなっていました。

で、内容なんですけど、

ある老人ホームの200人は摂取、100人は摂取せず。インフルエンザに罹患した人は接種しなかった人たちよりも接種した人たちのほうが少なかった

という内容で・・え?小学生の自由研究かよ?!って言う内容で驚きました。

通常薬の治験であれば、これでは駄目です。
まず母数が違いすぎる。そして本来であれば、全く同じ生活をさせなければ意味がありません。

注射も全員にしなければ意味がありません。そして、半分はワクチン、半分は生理食塩水というように、本人は接種したかどうかわからないようにしないとプラシーボ効果がでてしまいます。

老人ホームの調査ですから、皆さん普通に自由にしていたとおもいます 汗

そもそも、インフルエンザ・ワクチンを摂取するような人はもともと健康に気を使うタイプとも言えます。逆にしない人は気にしない人とも言えます・・・。これでは、調査になりませんよ・・・。

でも精一杯に弁護してみる

この血中抗体が「ほとんど血液内から出ない」ということであれば、
「少しは出る」といいかえることもできます。

血液内から、喉や鼻の近くからすこーし染み出して、インフルエンザウイルスを抑えてくれる・・・かもね^^;

 

効かないんじゃないの・・・

どうしても、調べれば調べるほど、「効く」には無理があるような気がします。

理屈が通らないからです。

というわけで、効かない、、、と思うんですけどねえ・・。

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