痴漢冤罪についてテレビでやってた
痴漢冤罪が話題になっています。
というか話題になるのおそすぎ。
映画「それでもボクはやってない」が2007年ですし、
それ以前から日本の司法のあり方には疑問符が持たれていましたし、
やっと市民レベルまで周知されてきたのには、漸く感が強いです。
テレビで紹介していた対策
・目撃者を抑える
冤罪で捕まってしまったらとにかく目撃者を探すということが第一だそうです。
その場で抑えないとかなり難しいですね。逆にその場で抑えておけば有力な証拠になるでしょう。
ただ、日本特有の「触らぬ神に祟りなし精神」で難しいかもしれませんが、
あとから探すのはもっと難しいので、諦めないことが肝心です。
・名誉毀損だと主張する
「私はやっていないので、これ以上騒ぐと、逆に名誉毀損で訴えますよ」と伝える、というのです。相手側に自身がない場合は収まる可能性が高そうですね。
何しろ、痴漢は最も多いのが「勘違い」だそうですよ。
・不当逮捕を主張
日本人は従属意識が強いので、警察に逆らうと酷い目(逆らっただけで有罪になるくらいに思っている)に遭うと思っています。
でも、実際には法治主義であるので、警察とは言え(と言うかむしろ)法律には逆らえないのです。明確な証拠がない(置換されたと言っている、というのは厳密に証拠とはいえない)場合には逮捕状がなければ逮捕することはできません。できれば録音しながら、「明確な証拠がなく拘束すれば不当逮捕となります」と毅然と切り返すと実は有効です。「ちょっと交番まで来てください」には従う必要がありません。多分言われると思いますので「必要ありません」といいましょう。
実は警察官が間違っていて追求した場合にも「必要ない」という言葉を警察官が使います。会話の流れ上、必要ない、と言うのはおかしい場合がありますが、それは「(法律上)必要ない」ということなのです。
例えば、警察の対応が変な場合、色々追求したあとで名前を聞こうとすると「必要ない」といいますよ。必要なのはこちらだと言っても取り合いません。無理に聞こうとしてもだめで、仲間が出てきて静止されます。なので、名前ははじめに聞かないとだめなんですね。
・逃げろ
これは番組では結局否定されていましたけど、私は有効と考えます。
なぜなら「日本に逃亡罪はない」からです。
逃げたら罪が重くなるなんて言うのは、テレビの見すぎです。重くなりません。逃亡罪はないのですから。
捕まったとすると、調書録取で「やましかったから逃げた」と書かれると思いますが、
刑訴法にて訂正を求める権利がありますので、直させてください。
直さない場合はサインをしなければいいだけです。
言うとおりに書いてくれてもサインしないぐらいがちょうどいいです。サインは義務ではないですが、大抵の日本人はサインをしてしまいます。
サインをしない理由は「あとから警官が書き換えたニュースを見た」とでも言えばいいでしょう。
とあるメルマガの意見
ふと、メールボックスに届いたメルマガに痴漢冤罪の相談がありました。
この視点が面白かったので最後にお伝えします。
・痴漢冤罪にされてしまうことは逃れられない
痴漢に間違わられてしまった場合の対策は上に書いたように色々あるけども、当事者になることを避ける方法はない、ということをまず理解する。
確かに、電車に乗らないくらいしかなさそうですよね。
・痴漢に遭遇したら助ける
自分が当事者じゃなくて、誰かが捕まってしまうことに遭遇する確率はとても高いわけです。
ですから、そういうときには「私は関係ないよ」じゃなくて積極的に力になれるように尽力しようよ、それがもし自分が被害者になったときにも助けになるよ、という提案をしていました。
みんな自分が冤罪にされることばかりを恐れているけど、冤罪にされちゃいそうな人を守ろうという視点が必要かもね、というお話でした。
そもそも状況が悪すぎる
あのような痴漢が起きやすい環境が放置されていることになんの対策もないこともおかしな話です。
このような社会になっていることは、社会そのものにも過失割合があるのではないでしょうか。
個人にばかり責任を押し付ける日本社会は未成熟と言えると思います!
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